弁護士小倉悠治の日記

石川県金沢市で弁護士をしている小倉悠治のブログです

融資保証金詐欺に注意

融資保証金詐欺の被害が増えています。

融資保証金詐欺とは,実際には融資しないにも拘わらず,融資すると申し向けて,申し込みをしてきた人に対して,保証金や預り金などの名目で現金を振り込ませるものです。

中には,実際に存在する会社の名前を使って広告を行う場合もあります。正規の貸金業者であれば,融資を前提に現金の振り込みを要求することはないはずです。

他にも,振込先口座が個人名になっているなど,怪しさを見抜くポイントはあります。

とはいえ,資金が足りずに困っている人にとって,超低金利をうたって近づいてくるので,思わず申し込んでしまう人もいるわけです。

おかしいと思ったら,すぐに弁護士や警察に相談することをお勧めします。

契約書の最後の方に書かれる裁判管轄って?

弁護士の小倉悠治です。

契約書の最後の方に,「裁判管轄」という条項があることが多いです。これについて,お話ししたいと思います。

通常,裁判を起こす場合,どこの裁判所にでも起こせるというわけではありません。基本的には,相手方の住所地を管轄する裁判所に提起することになります。ただ,民事訴訟法にはいろいろな例外規定がありますので,個別の事案では,複数の中から選ぶことが出来る場合もあります。

また,合意によって,提起する管轄裁判所を定めることもできます。そして,この合意は書面でしなければなりません(民事訴訟法11条)。ですから,契約に自社に近い裁判所を定めておけば,紛争になっても近くの裁判所で裁判をすることもできます。これが,契約書でよく見る裁判管轄の条項なのです。

ただ,この合意の方法には,専属的合意(特定の裁判所のみに管轄を生じさせる)と付加的合意(他の裁判所も加えて管轄を生じさせる)とがあります。契約の中には,どちらの趣旨なのかが明確ではない場合がありますので,もし,特定の裁判所のみにしたいという場合には,「専属的」という言葉を明記しなければなりません。

対応は迅速に

小倉悠治です。

 

顧問先の企業から契約書のチェックを依頼されることが多いです。

 

私は原則として,その日のうちに対応しています(もちろん,出張や多忙などで次になってしまうこともあります)。

 

ビジネスにおいて,スピードは大事ですし,相手も返事を待っているので,なるべく早く対応した方がお互いにとってよいと思うからです。もちろん,早くやってもチェックが不十分ではいけませんから,確実に,迅速に,です。なかなか両立することが難しいことですが,今後もがんばっていきたいと思います。

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聞くことの大切さ

弁護士と言うと,立て板に水を流すが如く弁舌をふるう人というイメージがあるようです。でも,私は,弁護士にとって,「聞く」ということが非常に大切だと思います。たとえば,法律相談。わずか30分~1時間という短い時間で,その方から話を聞き,整理し,アドバイスをします。私はほとんどの時間を聞き取りに費やし,アドバイスの時間は非常に短いです。これは,きちんと聞かないと,間違ったアドバイスをしてしまうため,そして聞くこと自体が安心感を与えるためです。

こんなことがありました。ある年配の男性が相談に来られました。機関銃のように話されます。私はただただ聞いて,頷き,相づちを打つだけ。そして,1時間くらい経ったでしょうか。その方は我に返り,「あ!もう時間ですね…。いや,今日はとてもよいアドバイスをしていただき,ありがとうございました!」とおっしゃるのです。私は特にアドバイスをしたわけではないのですが,とても満足しておられる様子でした。もちろん,法律家ですから,法律的なアドバイスをしっかりしなければならないのですが,その方は,法律のよく分かっている人に話をしたかった,そして聞いてもらいたかったのかもしれません。

人に話をする,人に話を聞いてもらうということは,それだけで頭の中が整理されます。話しているうちに解決してしまうということもあります。それだけ,聞くということが大事なのだと思います。

弁護士 小倉悠治

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もっと気軽に弁護士に相談したい

先日,ある会社の社長から,もっと気軽に弁護士に相談できたらいいと思うが,何とかならないのか?と問い合わせがありました。

 

新しい事業を始めるにあたって,法律的に問題がないかを確認したい。

従業員との間で退職について話をしているが,問題がないかを確認したい。

取引先から要求されたことに応じなければならないのか,聞いてみたい。

 

事業を経営していると,いろいろな悩みが出てきます。こんな悩みに応えることができるのが,弁護士の顧問契約です。顧問契約を締結すれば,電話での相談,メールでの相談ができます。また,顧問契約の内容にもよりますが,経営会議等に参加するということも考えられます。ビジネスはスピードが勝負ですから,より迅速に,気軽に聞ける環境が大事だと思います。電話,メール,LINE,チャットワーク等,あらゆる手段で迅速に弁護士に聞くことのできる環境を整えれば,より機動的な経営ができるのではないでしょうか。

契約書のタイトル

石川県金沢市で弁護士をしている小倉悠治です。

今日は,契約書のタイトルについて,お伝えいたします。

時々,契約書を作成する際,タイトルをどのようにすればよいですか?という質問を受けます。

契約書のタイトルは,そのタイトルを見れば,どんな契約なのかが端的にわかるものが良いです。たとえば,物件の賃貸借ならば賃貸借契約書,秘密保持に関する契約書であれば,秘密保持契約書などです。

ただ,契約書のタイトルについて明確なルールがあるわけではありません。ですから,あまり神経質になる必要はありません。

一方,契約についてトラブルとなってしまった場合,契約書のタイトルが法律的に重要な意味を持つことは,それほど多くありません。あくまでも,重要なのは契約の内容です。

よくある勘違いは,「契約書」だと重すぎるから,「覚書」にしておこう,覚書ならそれほど拘束力は強くないだろう,という誤解です。「契約書」であろうと,「覚書」であろうと,書かれている内容が重要ですので,タイトルによって拘束力が変わることはありませんし,タイトルのみによって契約の意味内容が変わってくるということもありません。 

 

 

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架空請求に気をつけましょう

金沢で弁護士をしている小倉悠治です。

 

今回は,架空請求のお話し。

 

よく,携帯電話に「●●円支払わないと,訴える」とか,「口座を差し押さえる」などのメールが届くことがあります。身に覚えのないものばかりですし,一切気にする必要のないものがほとんどです。

 

しかし,気をつけなければならないものがあります。それは,裁判所からの通知です。

裁判でこわいのが,いわゆる「欠席判決」です。

裁判に欠席して,答弁書を出さないでいると,相手の請求を認めたとみなされてしまうのです。

つまり,詐欺業者が架空の権利について裁判を起こし,それを放置してしまった場合,架空の権利が本物の権利になってしまうのです。

 

ですから,裁判所から通知が届いた場合は,必ず弁護士に相談することをお勧めします。

 

裁判所の書類を装った通知などもありますが,裁判所の場合,「特別送達」というもので来ますので,区別できます。

 

最近は無料法律相談を行っている事務所も多いですし,各自治体でも無料の法律相談が行われていますので,ぜひ利用してもらえればと思います。