慶応義塾でゲストスピーカーとして講義
昨日,母校である慶応義塾大学大学院法務研究科でゲストスピーカーとして講義して参りました。
同期の弁護士が担当している授業です。
障がいのある人の弁護という切り口で,福祉の専門家ではない弁護士がどういう点に気をつけて弁護すればよいのか,経験を交えて講義して参りました。
学生達は純粋でまじめで,終了後もたくさんの質問をいただきました。
この講義で私が伝えたかったのは,「チームの大切さ」です。弁護士は法律の専門家ではありますが,一人でできることは限られています。でも,他の専門家とチームを組むことで,その力は何倍にも何十倍にも何百倍にもなります。インターネットが発達した時代において,検索すればたくさんのことを知ることができますし,調べることもできます。しかし,インターネットの情報は時に間違ったものもあります。
一方,餅は餅屋で,専門家に聞けば,瞬時に適切な情報にたどり着くことができます。ですから,日頃からたくさんの友達に持ち,その人がどんなことが得意かをよく知っておくことが大事だと思っております。当然,友達から相談された時はしっかりと対応し,自分が困った時は遠慮なく相談する。双方がメリットのある関係を継続的に作っていくことで,自分の力はどんどん大きくなります。
私自身,友達に助けて貰ったことがたくさんあります。だからこそ,困った人がいたら,ここがお返しの時だ!と思って,自分のできる限りのことをさせていただきたいと思っています。