弁護士小倉悠治の日記

石川県金沢市で弁護士をしている小倉悠治のブログです

2017-12-01から1ヶ月間の記事一覧

伝える,伝わる

昨日,とある忘年会に参加しました。そこでは,あるシンガーソングライターの方を招いて,演奏会が開かれました。自分がどんな気持ちでこの曲を作ったのか,短い言葉ではあっても,率直な思いを語られ,その上で歌われる。ダイレクトに心に響きました。 話を…

忘年会

忘年会シーズンですね。 弁護士はこの時期に研修が終了して,新規登録が行われるので,必ず新人挨拶があります。挨拶で何を語るのか。これって結構大事です。 どうやったら覚えてもらえるか。 私が心掛けているのは,ストーリー性のある話を短時間でする,は…

依頼者の本当の望みにフォーカスする

法律事務所の門をたたく方は,貸したお金を返して欲しい,貸した家から出て行って欲しい,謝罪して欲しい,賠償金を払って欲しい,離婚したいなどなど,様々な思いをもって相談に来られます。 私が気をつけているのは,その方が本当に求めていることは何なの…

アディクションフォーラム

12月23日,金沢でアディクションフォーラムが行われました。 アディクションとは,「嗜癖」のことです。人は様々なものに依存してしまいますが,中でもアルコールや薬物に依存してしまう人は,深刻です。 日本では薬物を使用することは犯罪なので,逮捕…

トラブルをプラスに転ずる

何かトラブルが起きたとき,依頼に来られる方は,とにかく目の前のことを解決して欲しいとおっしゃいます。 目の前のことに集中しているわけですから,当然です。 しかし,トラブルが起きるということは,実はチャンスなのです。どういうことかというと,ト…

弁護士の使い方

私はトラブルなんてないから,弁護士は必要ないよ。 こんな声をよく聞きます。 この方は,「弁護士はトラブルにあってから頼むもの」と思っておられるのだと思います。 ある意味では正しいのですが,これは少し危険な考え方です。 平常時であれば,未然にト…

目標を明確に

起業をされる方は誰でも,最初は明確な目標を持っていると思います。 こんな事業をやりたい,という熱い思いです。 目標が明確であればあるほど,達成可能性は高まりますし,そこにいたる具体的な計画が行動レベルにまで落とし込まれたものであればなおさら…

思っていることと,あったこと

依頼者から相談を受けるとき,気をつけていることがあります。 それは,目の前の人が語っている内容が,「事実」なのか,「思い」なのかです。 相談に来られる方は,自分が思っていることを,「○○なのです」とまるで事実のようにおっしゃることがあります。…

マイナス発言をしていませんか?

普段,何気なく使っている言葉。 その人が使っている言葉のうち,プラスの言葉とマイナスの言葉のどちらかが多いかを観察していると,その人の心の中が垣間見えます。 トラブルにあって悩んでいる人は,どうしてもマイナスの言葉が多くなってしまいがちです…

誰が言うかと何を言うかの重要性

よく,経営者の方の相談で,「従業員が自分の言うことを聞いてくれない。どうやって伝えたらよいのか」というものがあります。 この方の問題意識は,自分の言い方が悪いから,伝わっていないと思っておられるのだと思います。もちろん,どのような言葉で伝え…

慶応義塾でゲストスピーカーとして講義

昨日,母校である慶応義塾大学大学院法務研究科でゲストスピーカーとして講義して参りました。 同期の弁護士が担当している授業です。 障がいのある人の弁護という切り口で,福祉の専門家ではない弁護士がどういう点に気をつけて弁護すればよいのか,経験を…

固定残業代制度のポイント

固定残業代制度を導入する際のポイントをお伝えします。大前提として,固定残業代であることを就業規則や雇用契約書に明記することが必要です。 そして,上記の定めを設ける際には,固定残業代の金額とそれが何時間分の残業代なのかを明確にしておくことが重…

固定残業代

最近,固定残業代の制度を導入している会社が増えています(定額残業と言う人もあります)。 固定残業代とは,あらかじめ一定の金額を残業代として定めておくというものです。 (残業をした場合でもしていない場合でも,一定額が支払われます) なぜそんなこ…